
言語哲学研究会

シネクラブ 黄昏
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みなさま
前回は瀧本敬士さんのプレゼンでロベルト・ベニーニ監督・脚本・主演「ライフ・イズ・ビューティフル」(1997年、イタリア)について話し合いました。
最初と最後に短いナレーション「これは/これが私の物語」が流れ、作品中子どもとして登場するジョズエの語りという枠が全体に嵌められています。主人公はジョズエの父と母。
コメディアンであるベニーニ演じるユダヤ系イタリア人グイドが元気いっぱいに、懐かしのスラップスティック(ドタバタ喜劇)の世界を繰り広げる前半は、愛妻ドーラ(実生活でもベニーニの伴侶であるニコレッタ・ブラスキが演じている)と結婚するまでをミュンヒハウゼン(ほらふき)男爵ふうに息子に語ったものだとみなすと一番しっくりきます。
同時に、非常に深刻な問題を扱った後半も、この方式で語られる(描写される)ことを予告もしています。グイドは現実には絶対に成立し得ない知謀をめぐらせてジョズエの命を救います。これを、どんなに厳しい現実でもユーモアで切り抜けることは可能であるとした人間讃歌とみるか、そんなものをおよそ寄せつける余地がない現実があったことをかえってごまかすものだ、とするかで、この作品の評価は割れます。
私個人としては、どちらかというと後者の立場に近いのですが、それでも、最も過酷な状況でもなんとか希望を見出そうとする人間の姿には、感動の涙が流れます。
因みに、史実との関係をネットで少し調べましたら、1943年からのドイツ占領時代に建てられたイタリア唯一の強制収容所リジエラ・ディ・サン・サッバというのが見つかりました。この映画のロケにも使われたそうで、一応、舞台になった、と考えても良いようです。
https://4travel.jp/os_shisetsu/10484864#contents_top
次回は以下の要領で開催します。
記
1 期 日 令和9年9月21日 午後1時30分開場 午後2時開演
2 場 所 きゅりあん 4階 第2グループ活動室
〒140-0011 東京都品川区東大井5-18-1 電話03-5479-4100 FAX 03-5479-4110
アクセス : JR京浜東北線・東急大井町線・りんかい線 「大井町駅」 徒歩約2分
京浜急行線 「青物横丁駅」 徒歩約15分
3 プレゼンター 田幸 正彦
4 会 費 1,000円(当日徴収)
